サビアンシンボル活用法・牡牛座24度『馬にまたがり骸骨の締め具をつけたインディアン』





★★★当ブログは、
『サビアンシンボル』を私のフィルターを通して読み解き、
すぐに実行できる具体的な行動のアドバイスとして書いたものです。
サビアンシンボルについての正確な解読を希望される方は、中でご紹介している参考文献をお読み下さい。★★★

★Code no,254★                                牡牛座24度『馬にまたがり骸骨の締め具をつけたインディアン』

願わくば、ここにオブジェを一つ
人の亡骸、またはさびれた頭蓋骨

カラカラと乾く音が鳴るたび
さも美しく敵を蹴散らす

この世で一番恐ろしいのは
自分と同じ、生きている人間

愛を語った同じ口で
罵倒し、へつらう、素知らぬ顔で

罪の意識を微塵も持たず
呼吸のように、ウソをつく者

虚勢はる乞食、騙し、騙され
欲望に呑まれ肥大する、バケモノ

こんにちは紗妃です。
今日を有意義に過ごすサポートとして
サビアンシンボルのお話をします。

誰かを本気で守りたい時も
たった一人で戦う時にも

参考にして頂きたいのが西洋曼荼羅
『サビアンシンボル』です。
千里の道も一歩から

★今日はどんな日?

(何を意識すれば良いの?)

今日のサビアンシンボルは、
牡牛座24度
『馬にまたがり骸骨の締め具をつけたインディアン』

★今日のキーワード

『デモンストレーション』

7つの開運行動

★大切なモノを守る為には、毅然とした姿勢も必要である

★自身や『何か』を守る為には、仕方なく他を排除するしかない時もある

★全ての人に優しくすることは出来ない、と知る

★素晴らしく賢明な者であっても、必ず敵(アンチ)は現れる

★有限なものを奪い合う『物質社会』で争い無く共存することはきわめて難しい

★強さと優しさ、冷酷さと温かさは、必ずしも逆とは限らない

★中途半端な『公平さ』では、結局誰一人守れない、と知る

 

シンボルに描かれている『インディアン』は、今まさに、毅然とした態度で敵の前に立ちはだかっています。
馬にくくられた締め具は骸骨。
そのおどろおどろしさは、見る人を圧倒し威嚇する役目を果たしています。

彼の背後には、大切な集落があり、そこにはか弱き子供や老人たちが大勢住んでいるため、一歩も引かない覚悟で、この場面に臨んでいるのです。

中途半端な気持ちでこの集落を襲おうとした敵ならば、登場したインディアンの気迫とその鞍にぶら下がっている骸骨に恐れをなして、早々に引き返し、二度と近づかないよう肝に命じることでしょう。

『ここに近づく者は誰であれ、容赦なく叩き潰す』

言葉は通じなくとも、その強いメッセージに敵は打ちのめされのです。

牡牛座23度で手に入れた『宝石店』(これは、個人の努力と経緯の結晶であり、最も大切なモノの象徴と思われる)を守る為に、必然的に行使される防衛力ともいえる攻撃を表しているのが、この24度です。

松村先生は著書の中で、

『自分の立場を守るためには邪魔なものを排除することも必要になってきます。これは立場が脅かされやすい状況だということでもあります。自分にとってどうしても必要なものは何か、よく考えましょう。そしてそれを確保するために全身全霊で取り組むとよいです。中途半端にしていると大切なものが崩れてきます。自分の気持ちは周囲もわかっているはずだと思わないことです。自分の意思を明確にするにはデモンストレーションも必要です。』

と、このように書かれています。

大切な人(モノ)を守るとはいえ、決して好戦的なわけではありません。
できれば、『無駄な争い』など避けたいと考えていると思われます。
その為に、骸骨の締め具を付け、恐ろしい外見に仕立て上げているのです。

『百戦百勝は善(ぜん)の善なるものに非(あら)ず。戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり』

中国の兵法書に記されている言葉のように、かつて『孫子』も「戦わずして勝つ」方法を説きました。
世の中の真理に到達した者は、その有益さを良く知っています。

戦になったら、どんなにうまい策を練って、または抜きんでた力を使ったとしても、必ず何らかの損失を伴います。
戦に勝ったとしても、大切な兵を失い領土も荒れれば国にとっては大損失となります。
だから、武力を行使して勝つ方法より『戦わずして勝つ』方が、有益なのです。

戦わずして勝つ方法には、幾つかの方法がありますが、主に『交渉』や『謀略』が挙げられるでしょう。

加えてこれらを行うために相手と対面する際には、
「これは、とてもじゃないけれど太刀打ちならないぞ」と、相手の戦意が喪失するような、
恐れをなして争い自体を止め退散してくれるような、そんなデモンストレーションが有効であると示唆しています。

ルディア氏は『恐ろしい顔つきで馬に乗るインディアンの戦士が、ベルトに人間の骸骨を吊している』と訳しました。

イメージすればするほど、恐ろしい風貌です。
夜の闇の中、そんな輩に出喰わしたらよほど腕に覚えが無ければ、戦意喪失どころか尻尾を撒いて逃げそうないでたちです。

『自分たちが生き残る為には、侵入してくる者を殺さねばならない。けれど本当は、なるべく戦わずに済ませたい』

実際の戦争のみならず、価値観の相違で争う時も、すぐに相手を打ちのめすのではなく、
『不戦勝』の思考へと繋げられる人は、本当の意味で心が温かい人なのだと思います。

ここから先へは通さない
一歩たりとも引くつもりはない

一番鶏が、闇を晴らすまで
そして、朝の光が皆を照らすまで

無力に掲げた偽悪の炎と
惨殺を真似る亡骸のオブジェで

尻尾をまいて、逃げ出してくれ
誰の血だって、見たくは無いのだ

… 皆様にとって
実り多き一日でありますよう
祈りを込めて
紗妃

参考文献:

コチラも併せてご覧ください ↓
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