clear glass ball on brown rock

やめられない、生き物②

何が愛おしい?って。
それは『成長』。

やめられない生き物の2番目は、

『メダカ』

前回のインコに続き、彼らとの付き合いも、長いです。

こんにちは、紗妃です。
30年以上、占い師をしています。

ずっと思っています。

人と関わらず、
人混みから離れて、
生きるのは簡単かもしれない、と。

だけど、
魂の鍛錬は、
雑踏にまみれ
俗性と、
あらゆる人との感性の中で
ガラガラとかき乱されながら

顔に泥を塗られたり、
後ろ足で蹴られたりしながら
成長していく事の方が
尊いような気がして、

「私はここから逃げないぞ!」(何から?)って
踏ん張っている、一分一秒です。

green and blue light bokeh
Photo by Ben Wicks on Unsplash

さて、
私と一緒にいるメダカは、
現在8種類。

中でもお気に入りは、
『餌メダカ』。

『餌メダカ』
不思議な単語ですよね。

私も思いました。

『餌メダカ』て、何?。

pine trees during sunrise
Photo by Cristofer Jeschke on Unsplash

田舎に住んでいた頃、
小川や、
田畑の用水路にいるメダカを捕まえては、
(むりやり)ペットにしていました。

野生のメダカは1~2年。
でも、
ウチのメダカは、4年は生きました。
だから、(捕らえた事)許してってわけじゃないけれど

私は、
もし自分が、この子(メダカ)だったらどう思うかな?
という視点で、

「私だったら、こんな狭い水槽で一生を終えるの嫌だな」
とか
「私だったら、いろんな子に出逢いたいよ」
とか
「私だったら、めっちゃ全力で疾走したい、びゅーーんって」

と思い、
自作でビオトープを作成し

river in between green trees during daytime
Photo by Ashish Ansurkar on Unsplash

出来る限りの
自由と
自然を用意し
共に生きてきました。

そんな中、
『餌メダカ』を、
知りました。

lightning in open field
Photo by Dan Meyers on Unsplash

大手ペットショップや、ネットショップでも売られている、
『餌メダカ』とは。

メダカを捕食する大型魚やツノガエル飼育などの為に
改良・繁殖、
育てられた子たちです。

hansyoku shita

そう、

この子達は、「食べられる為に生まれ育った子」。
まるで、『約束のネバーランド』

 

餌メダカの多くは、『ヒメダカ』だそうです。
肌色で、
可愛いらしい品種です。
『餌メダカ』の値段は、最低でも観賞用のメダカの10分の一。

稀少で、
より美しい姿を持つ者に、
価値も見出し

red Neverland neon sign
Photo by Max Böhme on Unsplash

群がってしまうのは、
人の性(さが)なのでしょうか?

でも、
命に変わりはありません。

しかも、この『餌メダカ』たちを
育てていて感じるのは、
その賢さ。

closeup photography of plant on ground
Photo by Jeremy Bishop on Unsplash

彼らは、
どの種類のメダカよりも
敏捷で
注意深く、

気配を捉えるのが
早いような気がします。

でも、それは、
哀しい事です。

彼らは、
気付いているのかも知れません。

出荷されて
捕食されるという
切ない運命を。

water droplets on glass panel
Photo by Tony Luginsland on Unsplash

私は飼っています。

『餌メダカ』と書かれた
20匹数百円の『ヒメダカ』を。

最新の改良メダカ『マリンブルー・メダカ』
信じられない程美しいブルーの『深海』
人気の衰えない漆黒の『オロチ』
同じ黒でも、小粒でしなやかな『オガワブラック』
錦鯉のような美しさを持つ『楊貴妃透明鱗錦三色』
美しすぎるプリズム『幹之(みゆき)』
金箔をまとった『黄金ラメ』
…といった、

時と場所では、
2匹で15000円などという、
ぶったまげる値段の
(私は、知り合いから譲り受けましたので、無料)
高級メダカ達と一緒に。

glass with water droplets
Photo by Devon Janse van Rensburg on Unsplash

その『餌メダカ』が抱卵し、
慎重に隔離したりしながら
卵だけを瓶に移して約2週間、

産まれました!
ピンピンとした、
美しい『針子』たち。

すくすくと
育つこの子たちは、

私を怖がりません。
美しくて、
みんな、愛しい。

pink rose in bloom in close up photography
Photo by Aziz Acharki on Unsplash

値段は、
人間が決めた事。
勝手に。

美しいものに高値が付くのは、
『美』という抗いがたい才能によるものだから
仕方ないような気もしますが、

この
臆病になってしまった
賢い『ヒメダカ』も
長い間、
大切な家族。

pink rose flower
Photo by Jason Leung on Unsplash

お腹が満たされれば、
それで良いわけじゃない。

安全の確保が出来れば、
それでいいわけじゃない。

かといって、
自由が全てではない。

関わったものへの
責任。

彼らから学ぶ事は多く、
私には欠かせない
大切な存在。

今日も元気でいてくれて、
ありがとう。

君たちの赤ちゃんは、
すくすくと、
『成長』しているよ。

紗妃でした。

green grass and trees during daytime
Photo by Kay Mayer on Unsplash

コチラも、よろしければ

やめられない、生き物①
『セキセイインコ』

「やめられない、生き物②」への2件のフィードバック

  1. 素敵なお話ですね!
    霊長類最強の人間、私たちは命あるものを守ってあげないといけない存在だと思います。餌メダカも守ってあげたい。
    でも、肉や魚を日々食べてる私。
    その餌として食べられる為に生まれた命は宿命なのか試練なのか、
    たまに辛くなるときがあります(>_<) 

    1. みほこ様
      コメントありがとうございます。

      私も、同じことを、よく考えます。
      そして自分は、
      他の命を奪う前提で、生かされてる
      『罪深い存在』とも考えています。

      だから、
      食べる時は
      心から「(命を)頂きます」と言って食べます。

      その命の為にも、自分の出来ることを
      精一杯、自分の命が終わるまで行おうと思っています。

      『その餌として食べられる為に生まれた命は宿命なのか試練なのか』

      これについては、
      もう少ししたら、
      ブログで詳しく、書きますね。

      良いコメントを
      ありがとうございました。
      m(__)m

      紗妃

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